3つの 高配当投資について
まず最もリスクが低い一方で高利回りが 見込める投資対象はMMF
MMFは短期国債などで運用する投資信託 の一種で金利上昇の恩恵を受けやすく 為替要因を除けばほぼゼロリスクの投資 対象
FRBは年内後2回の利上げを 予想していますから制作金利は5.75% まで上昇する可能性があるほか 経済データ次第では6%に到達する可能性
MMFに投資をするだけ で6%弱の利回りが見込めることを意味
高配当株
配当 利回りが3%を超えるような 銘柄
石油メジャー大手 のエクソンモービルや通信大手の ベライゾン コミュニケーションズフタバコ大手の フィリップモリスインターナショナル 米地銀大手のUSBなど
配当利回りというのは3%から4% くらいがちょうどいい
セクターにも注意
例えば金融株や資本在株エネルギー株など は業績が市況に大きく左右される傾向
生活必需品などの ディフェンシルセクターと比べて 減配のリスクが高い
安定した業績が見込めるセクター は生活必需品ヘルスケア通信交易など
個別株だけで運用する場合は10 銘柄以上保有するなど 必ず分散投資を心掛ける
1 銘柄あたりの保有比率を10% 未満にすれば 仮に減配の発表によって 株価が半値になったとしても ポートフォリオ全体に与える影響は5%で しかないから残りの95%の資産でカバーできる
重視したい経営指標は営業 キャッシュフローマーチンと売上高成長率
営業キャッシュフローマージンという のは営業キャッシュフローラル売上高で 求めるが20%以上 あるとそのビジネスは 競争優位性が高く簡単にダメにはならない と判断できる
高配当株の場合 ほとんど 成長が見込めないことから ゼロ成長であることも少なくない
世の中でインフレが進んでいることを 考えれば 期待インフレ率程度の成長が見込める銘柄 がいい
S&P500構成 銘柄のうち配当利回りパーセント以上で 営業キャッシュフローマージンが20% 以上あり売上高成長率が長期期待インフレ 率の2%を超える銘柄を一部紹介すると石油 メジャー大手のシェブロンや通信機器 メーカー世界大手のシスコシステムズ電力 米地銀大手のUSBなど
高配当株 ETF
大型株 のうち配当利回りが市場平均を上回る銘柄 で構成された ヴァンガード米国高配当株株式ETF ティッカーシンボルvym
大型株で連続 10年以上の増配実績のある銘柄で構成さ れた ヴァンガード米国増配株式ETF ティッカーシンボルvig
ちなみに分配金利回りは vymが3.2% vigは2%
FX
米ドルなどの高金利通貨を買い持ちする ことで配当に似たスワップをもらうことが できる
二国間の金利差のことで 例えば 米国の金利5.25%に対して日本の金利 はマイナス0.1%ですから5.35%の 金利差がありそのためドルを買って円 を売ることで配当に似たスワップをもらい ながら 収入の最大化を目指すことができる
6月13日のスワップが200円 になっていることがわかります 仮に1ドル130円として32万5000円の証拠金に4倍の レバレッジをかけて1万通貨購入した場合 年間で7万3000円のスワップが 受け取れるから 利回りは22.5%
利下げ局面に弱いので注意例えば今から17年前の2006年頃日本 ではFXのコースアップ投資がブームに なり当時米国の政策金利は5.25%日本の 政策金利は0.25%と5%のスワップ ポイントがあったほか 為替はドル高円安方向に動いていたので 投資家は為替差益とスワップポイントの ダブルで儲かった
しかし 米国の不動産バブル崩壊をきっかけにFRBが利下げに転じると日米の金利差が 一気に縮小したことでドル円が急落し数十 倍から100倍のレバレッジをかけていた 個人投資家たちが相次いで退場
きっかけに日本では 規制強化が進み現在の最大レバレッジは 25倍まで
FXでスワップをもらっても 為替差損でやられてしまう場合がある
足元の相場は年内あと2回の 利上げが予想
利下げが遠のいていることを考えるとFX のコースアップ投資にとって良い時期
収入の最大化を目指したい人はFXの コースアップ投資を検討してみてもいい
まとめると債券ならMMF 株式なら高配当株そしてFXならスワップ 投資の3つ
今後政策金利が6% 弱まで上昇する可能性が高いということは MMFに投資をするだけで6% 弱の利回りがほぼゼロリスクで見込める
安定した高利回りを 求めている投資家にとってはMMF
為替 リスクがありますからその点は注意
インカムゲインとキャピタル ゲインの両方が狙えるという点で長期的に 見ればMMFよりも高配当株の方が 投資目を見がある
売上高成長率営業キャッシュフロー マージンセクターなどにも注意を払う必要 がある
FXのスワップ投資も魅力的
仮にレバレッジをかけなかった場合MMF と同等のリターンが見込
レバレッジをかければさらに大きな リターンが期待
とりわけスワップ ポイントに注目した投資というのは マーケットが利下げを織り込み始めるまで がチャンス レバレッジをかけられるFXは 有効な投資戦略